入職して1年の支援員Mです。

在宅で生活されている会員T様は閉塞性動脈硬化症により、寒さで年中カイロが手放せない状態となり、夏でもストーブがかかせませんでした。
足の痛みから病院に行くことを拒否され、閉鎖的な生活の中で気持ちも落ち込んでみえました。
担当ケアマネジャー様に相談後、T様の希望する病院を受診しました。最初から徹底的に診てもらうため検査入院をしたのですが長期入院を余儀なくされました。不穏な状態が続きましたので面会時は、少しでもお気持ちに添えるよう努めました。

ある日、私がいつものようにT様の病室から退出しようとすると「いってらっしゃい、気をつけてね。」と一言くださいました。閉ざしがちな心を少し開かれたような気がしてとても嬉しかったです。
その後、帰宅への強いご希望があり、関係者様・病院の相談員様・担当ケアマネジャー様と退院に向けての調整を行い帰宅されました。しかし2日後には救急搬送され再び入院となりました。その後も退院のお気持ちが強く、カンファレンスにて関係者様と相談した結果、施設に入所されました。

入所して間もなくお亡くなりになられましたが、その間際まで絶えることなく電話をくださいました。面会時には大変な時もありましたが、多くのことをT様から学ばせて頂きました。
技術や知識を必要とする支援も多々ありますが、最も大事にすべきことは人と人との関わりの中で優しさと誠実な対応だと思っています。会員様が生涯を閉じられるその時まで丁寧に温かく、優しい気持ちで見守りながら職務を果たしていきたいと思っています。