7/4(木)事例説明会を終えて

一般の方々を対象とした事例説明会を本部会議室にて開催しました。
前半は弁護士法人 名城法律事務所 野中弁護士に
「高齢者・障がい者のための財産管理 ~後見制度と家族信託~」
というテーマでご講演いただきました。

財産管理について、自分自身のために行う契約と第三者のために行うものとがあります。
例えば、きずなの会との金銭管理契約は自分自身が銀行に支払いに行くことが困難な場合に有効な契約です。
一方、家族信託は、自分自身の老後について必要な資金を家族に託すことや、教育資金贈与信託等、子や孫のために行うもこともできるので
自分のみならず第三者にも有効な方法となるようです。

ただし、家族信託は財産の使途を容易に変更できないというデメリットもあります。利用するかどうか、よく考えて行う必要があるそうです。
少々難しい内容でしたが、一生懸命メモをとりながら話を聞く参加者の姿が印象的でした。

後半は小笠原専務理事による「身元保証制度について」というテーマで講演を行いました。

きずなの会は原則60歳以上の方を対象としていますが、お元気なうちに将来の不安を解消するために契約を希望される方もいらっしゃいます。
実際にあった話ですが、ご夫婦で入会を希望され、それが急を要する内容だったため連絡をいただいてから面談を含め1週間という異例の速さで契約を結んだこともありました。
「いつ頃(何歳になったら)契約をするのがよいか」という質問を多く受けますが、個々によって、最適な時期は異なります。一生涯の契約ですので、よく考えて決めることが大切です。
個別でのご相談もお受けしていますので、お気軽にご連絡ください。

今回は定員数(30名)に近い多くの方々にご参加いただき大盛況となりました。
ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。

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