退院されたHさんに様子伺いの電話を掛けたところ、想像と違う元気のない声でした。心配になり、翌日訪問すると、突然来たことを喜んでくださったのも束の間、ご自分の命がもう長くないとおっしゃいました。
以前、万が一のときについて、Hさんのご希望を伺っておりましたので、Hさんご自身の意思を最優先に、施設の方々や関係者と連携をとりながら、お手伝いさせていただくことにしました。
後日、いつものように会話をされていたHさんでしたが、「きずなさん、頼むね…。」の言葉を最後に、数時間後に静かに旅立たれました。ご本人からご余命を伺ってはいたものの、思いのほかお元気だったので、まさかこのように早くお別れすることになるとは考えられませんでした。
Hさんの「きずなさん、頼むね。」の言葉を胸に止め、支援員として責任を持って最期まで丁寧に執り行いましたが、まるで近親者のような思いでお別れが惜しまれました。