-「緩和ケア入院の面談支援」-

 会員K様は、平成25年に食道がんと診断されました。それから放射線治療を行い、経口摂取できるまでに回復され、医師は、奇跡だと言われました。その後、脳梗塞による後遺症で片麻痺と呂律が回らず、会話が困難になりました。
昨年から、呑み込みが悪くなり、誤嚥性肺炎で入院。肺への転移も見られると医師から言われましたが、手術は出来ないとのことで、在宅生活で様子を見ていく事になりました。

 ここ最近、喉の痛みと呑み込みができないとご本人から訴えがあり、主治医に相談しました。「入院して最期は病院で迎えたい」とK様が考えている事を伝え、緩和ケア病棟の紹介状を医師から預かり、後日K様の病院受診に同行しました。
 緩和ケア病棟では、まず看護師との事前面談をしました。看護師より、病棟は「暗い感じ」「最期にゆく場所」「死を意味する」などマイナスイメージを持たれることが多い。でも実際には、つらい症状や不安を少しでも和らげ、その方らしく過ごせるようケアさせていただく病棟です、と説明を受けました。

 次に医師から、病気の告知・将来病状が悪化し入院したときは、がんの治療や延命治療は行わないが、苦痛を取り除き、残された命を安らかに全うできるよう支援しますとの説明を受けました。いつでも入院できますが、今の生活をもう少し頑張って続けてください、と言われ、K様は安心して帰宅されました。
今後は、信頼している主治医の判断にお任せし、訪問看護サービスを導入していきながら、K様の自宅での生活を穏やかに見守っていきたいと思います。